元スレ: 不可解な体験、謎な話~enigma~ Part78
【不思議な話・中編】
【不思議さ 8】★★★★★★★★☆☆
『二週間誰にも気づかれなくなった話』【不思議な話・中編】【不思議さ8/10】
私が中学生の頃、友達と一緒に、近所の稲荷祭りに出かけました。
小さい境内に似合わず、人もたくさんくる賑やかなお祭りで
準備はもちろん、出店もほとんど、近所の人たちでやっているので
少しくらい帰りが遅くなっても大丈夫なので(最後には誰かしら一緒に帰ってくれる人がいる)
私は毎年遅くまで居座っていました。
その年も、夜9時くらいにお祭りが終わり、近所に住む友達と一緒に
後片付けを手伝っていたのですが、最後に、残った生地でお好みを焼いてもらったので
お稲荷様におすそ分けして、友達とお社のまえに設置された椅子に座って、わいわい食べていると
「○○(私)ちゃん○○くん、そろそろ帰るべし、いっしょにあんべ~」と呼ばれました。
はーいと返事したのですが、呼んでくれた近所のおいちゃんは気付かず
私たちの名前を呼び続けていました。
おかしいなと思って、立ちあがって、大きめの声で返事しながら手を振ったのですが
おいちゃんは気づきません。
それどころか、「○○と○○、どこさいったか知らねぇか?」と、他の大人に
聞いていてまわりはじめていました。
こんなに近くにいるのにと思いながら、急いでゴミを袋に入れて
おいちゃんのところへ行こうとしていたら、おばちゃんが
「あれっ、二人して、そこで食べてたけど」って、私たちのほうを指さして言ってました。
えっと思いながら、おいちゃんとおばさんのところに、ここにいるよーって
大声だしながら走っていたのですが、ぜんぜん気づいてくれません。
肩とか叩いているのに、無視されているというかなんというか……
ちょっと怖くなって、一緒にお好み焼き食べてた友達の手をにぎったら
その子は「なんだろう、どうしたんだろうね」と、首をひねっていましたが
そのうち、私たちを探し始めて大騒動になってきました。
(まとまりなくてすみませn)
私も友達も、頭が????のまま。必死になるべきなのか、からかわれているのか
わからないまま、冗談やめてよーみたいな感じで、大人のまわりを
うろちょろしていました。
でも、境内の脇に、私と友達の自転車がみつかって、カゴに荷物も入っていたことから
なんかおかしいということになり、あれよあれよと大騒ぎになってしまいました。
友達もさすがに、なんかおかしいよコレといって、
いっしょに境内を出て、神社隣の酒屋にあった公衆電話から、友達の自宅に電話をかけました。
(当時は携帯電話が普及しはじめたところで、田舎の高校生では
携帯を持っている人は少なかったのです)
あいにく、友達の両親は留守だったので、私の家に電話をかけました。
母親が出たのでたのですが、私が「もしもしお母さん?」といっても、
「もしもし?もしもし?」と返事がかえってきて、こちらの声が聞こえていないようでした。
しまいにはイタズラと思われたのか、切られてしまいました。
なにがなんだかわからないまま、もう一回かけたのですが、
やっぱり声が届いていないようで、イタズラなら切りますと言われてしまいました。
そのことを友達に話していると、お祭りにいた人達が私たちのところへ向かってきたので
ほっと安心したところ、私たちを素通りして、酒屋の裏手に向かい
「○○さん、電話かしてけでー」といって、入っていってしまいました。
誰に声をかけても気付かれないので、自転車にのって帰ることにしました。
左手にずらっと田んぼがあり、右手に畑が連なっている道で
お祭り帰りの高校生もいて、声をかけたのですがやっぱり気付かれず。
なんともいえない気分で、無言のまま、二人で自転車こいでいると
「ちょっとまって」と、友達がいきなり自転車をとめて
「自転車おいて、歩いていこう」というので、その通りにしました。
「そのキーホルダー、かごに入れて」というので、私のバックについていた
光蓄するキーホルダーをとって、自転車のかごに入れました。
頭が働かなくて、言われるがまま自転車を乗り捨て、友達に手をひかれて、
右手の畑を通って、トウモロコシ畑に入りました。
「しゃがんで、あれ見て」と友達がいう通り、さきほど通っていた道を見たら
点々とある街灯のあかりの下を、祭り帰りの人も通ってゆくのですが
黒い影とも、白い影とも、透明ともいえない……表現しにくいのですが
なにか人影のようなものも通り過ぎていくのです。
蜃気楼じゃないよねとか言っていたのですが
「あれにライトあたったとき、顔みえた」と友達が言ったのを聞いて
ゾッとしたのを覚えています。そのうえ、私たちの後ろをついてくる同じ影がいて、
わざと普段通らない道を通ったりしてきたそうなのですが、やっぱりついてくるので
試しにライト消して隠れてみた、みたいな説明をしてくれたのですが
これからどうしたらいいのかわからず、しばらく畑で座ってました。
15分くらいすると、警察のパトカーが道を通りすぎ
もしかして私たち通報されたんじゃないみたいな話をしていたときでした
友達が私の手をにぎったので、ただ事じゃないと思って黙ったら
畑の向こうから、影みたいなのが数体、こちらの畑に入ってきたんです。
腰を低くして早足でトウモロコシ畑を抜け、川の土手を這うようにして走りました。
それから、どん詰まりにある自宅には向かわず、明るくて、ここよりは人の多い
24時間やってるスーパーへ行こうということになり、後ろを振り向かないで
ひたすら走りました。
「もしもし?○○(私)なの?○○でしょ?どこにいるの?もしもし?」と
母親が出て、パニックしていました。呼びかけても声が通じないので
こちらから電話を切って、スーパーの人に声をかけたのですが、
やっぱり無視されるのです。仕方がないので、飲み物と食べ物を少しとって
多めのお金をレジに置いて(でも、店員さんがそれに気づく気配はなかった)
それから3日、自宅に行ったり、警察に行ったり、神社行ったり
影みたいなのから逃げながら、ひたすら隠れて逃げてしていました。
友達と話し合って、次に影が来たら、逃げずに話そう(?)と決めて
一睡もしてなくて、眠くて眠くて、行きがかりの橋の下で座って寝ていたら、
友達に肩をゆすられて目が覚めました。
警官がこちらに向かってくるので、友達はちょっと警戒していました。
でも、警官のほうから、こちらに声をかけているので、ようやく会話ができる人が
現れたと思って泣いてしまいました。
そのまま保護され、家出ということで処理されました。
私たちは祭りの含めて、3日くらいしか家をあけていないのに
14日も行方不明ということになっていました。
乗り捨てられた自転車も、私たちがスーパーで買い物した形跡もみつかり
(置き去りのお金と、食べた袋)
スーパーの事務所に入って電話した記録も残っていました。
そのとき、警備員がいたはずなのに、どうやって忍び込んだ?みたいに言われ
私たちも説明のしようがなくて、すごく納得いかない体験でした。
面白いけど何気すごく怖い話だ
なんか判らないけど人が消えちまう話ってのが地味に一番怖かったり
>>723
話を聞いてくれてありがとうございます。
誰に話しても信じてくれないだろうし、友達はあの時の話しをしたがらないので…
ずっと悶々していましたが、オカルト板ならと思い、書いてみたらスッキリしました。
あのとき友達がいてくれて、本当によかったです。
自分一人だったら、たぶん自転車吹っ飛ばして家に戻って
布団かぶってブルブルしてただけでした。
私は、あの影みたいなやつよりも、誰に声をかけても空気状態になっている
自分たちが怖かったので、友達の存在がすごくありがたかったです。
不思議な話ですね
神隠しとよばれる現象って実際こんな感じに突然消えてしまうんだろうな
こちらは見えているのに相手は気づかない状況って…よく映画のネタでもありますが
魂だけというか霊体になってしまったという事でしょうか
多分、人が居る目の前で紙に字を書いて筆談を試みるかな
自分が幽霊になっているとか、魂だけになっているような感覚はありませんでした。
相手を触れば、さわった感覚もありますし、服をひっぱれば
服のしわができるのです。でも相手はぜんぜん気にしてないふうでした。
>>726
紙に字を書いて、というのも、実はやったのです。
紙もペンも、レジ脇にあったものをつかったのに、ぜんぜん気づいてくれません。
お金を置く時にも、店員さんが、腰の後ろで手を組んでいたので
その手に置いたり、手をひろげさせて、強引ににぎらせたりしたのですが
店員さんは、後ろで手を組んでたときのまま、暇そうにしてました。
手からお金が落ちても、気付かないんです。
事務所の公衆電話を借りたときも、中に入って、警備員さんに
電話借りますって言ったときも気付かれず
テレビを見ていたので、消してみたのですが、ずっとテレビ見て
にやにやしたり、お茶すすったりしてるだけなのです。テレビは確かに消えていたのですが。
予定表がついた黒板があって、私と友達の名前と日付と
これから警察所に行って、ダメなら自宅に戻ることをメモして帰りました。
警察署や家でもメモしてゆきました。
川にいることがわかったのも、そのメモのおかげでした。
メモを気付いてもらえたのは、日にちがばらっバラで、
最初にスーパーに書いたはずの黒板メモが、私たちが見つかってから発見されたので
イタズラするなと怒られました。(もちろん、わざわざ行って書いたりしてません)
最後に自宅に残したはずのメモは、追いかけられてる、川のほうへ逃げるというものですが
私たちがいなくなって4日目に発見されました。
その時からたびたび川をパトロールしに来てくれていたみたいです。
このスレでも度々、異次元話が上がりますが、体験者の年齢層は未成年の人が多いですね
異次元に入る為の要因や法則、入口などが解析されれば面白いです
微妙にズレたとこへ行っちゃったんだろうね。
時空のおっさんのような完全にズレた世界ではなくて、本当に、ほんの少し微妙にズレた世界。
一種の神隠しだったのかな。
何はともあれ、戻ってこれてよかったね。
>>707
>唇から「いや”あ”」という声を漏らしたのだ!
脳みそだけは勘弁して欲しかったんだよw
思春期真っ盛りの男女が、一緒に不思議体験って、まるで何かの小説とか漫画のようだ。
当人達は洒落にならないくらいヤバかったんだろうけど、端から見ると何となくうらやましい。
まぁ、生還出来たから言える事だけどさ。
これが男同士だったら絶対に「女湯覗きに行こうぜ!」とかスカートめくりやったりして、ロマンのカケラも無い事になるんだろうな。
面白かった。
子供の頃の神社での出来事っていうシチュエーションだけでも
ゾクゾクするね。
説明はつかない不思議な経験ってことだけど、
いわゆる神隠しなのかな。いいですね。
メモや痕跡の発見がバラバラということは、時間軸を移動してたってことなのかな
四日後の世界にメモを書いて二日後の世界のレジにお金を置いたとかバラバラに。
二人の過ごした時間は連続してるように感じていたのだろうか?
明るかったのに急に夜になってた…なんてことはなかったのかな。
何にしてもおもしろい話だった。
AVの透明人間になったらシリーズがリアルで出来るなww
戻ってこれた!という感じもしなくて、むしろ、みんなが普通になった!と思いました。
でも、>>741を見たら、確かに、異空間だったといわれるとそんな気もする。
この現象のおかげで、ただでさえ大騒ぎを起こして怒られたのに
店で万引きしたみたいにもなって、無駄に、怒られました。
事情聴取で紙に書かされたのですけども、ほとんど警察の言うとおりに書いて
これこれこうして、こうなったからこうしたんでしょ?みたいに誘導されて
はいはいってやってたら、最後には家出ってことになってました。
私こんなに文章上手くないよって笑えるほど、見事な家出少女の文でした。
時間経過は、私たちからすると、いたって普通でした。
いきなり時間が進んだとかはなかったです。時計持っていなかったので
確かだとはいえませんが、少なくとも、いきなり朝になったり夜になったりはなかった。
私たちは確かに3日、夜を過ごしました。
でも警察に発見されたときには14日目で、学校でも大騒ぎされました。
>>737
男女でしたが、単なる近所の友達で、美男美女なら良かったですが
サツマイモっぽい女と、ひょろながモヤシだったので
お互いにノーサンキューという……ロマンスはなかった。
>>742
そのお稲荷様によるかもしれませんが、
こちらの神社は、神主さんのいるところ以外は、お年寄りが
いつも、お団子やらお菓子やらをおそなえしてゆきますよ。
検索してみたけど、たぶん無理ですよ。
つねっても、ひねても、デコピンしても、私たちがしたことに対しては無反応なのです。
体を押したら普通、無意識にしていても、足とかに力入れて倒れないよに
バランスとると思うのですが、レジの人は、押したらそのまま倒れました。
何事もなかったように立ちあがりましたけど…今思い出しても、あれは怖かった
お稲荷さんが起因かと思ったけど違うのか
まぁそんな恐ろしい事まではしなくても、普段気に食わない奴を殴り倒すくらいしてみても良かったんじゃないかい。
可能性があるとすればある種の集団催眠、もしくはそれ以上の、オカルト的に言えば
魔法、呪術、結界みたいなものと考えたほうが理屈が通る。つまり、周りの人間は二人を
視覚、聴覚など五感でしっかりとらえているが頭の中で存在しないように処理されている。
そんなとこじゃないか? まあ、真偽のほどはおいといて、それはそれで面白い話だ。
お稲荷さんには、日ごろから祖母とお供えものもしていたし
お社の掃除もしていたし、無礼は働いていないと思うのですが
昔から気軽に、お社で遊んだり、勉強しあり、駄菓子をお供えしたりしていたので
積もり積もった恨みが……とかだったらどうしよう。
>>747
新聞乗ったし、みんな覚えているので夢ではないです。祭りのたびに、
○○ちゃんあのとき家出してうんたらかんたらって言われ続けて、恥ずかしいです。
>>748
メモが出てくることを考えると、相当ちゃんとやらないと
指紋とかですぐバレそうな気がします。後で何が出てくるかわからないです。
でも、あんな感じで行方不明になっている子もいるかもと思うと、ぞっとします。
>>754
人為的な呪とかだったら余計怖いです(´・ω・`)
>>755
(´;ω;`) (´;ω;`)ブワッ
>>756
夏休み半ばに起きた事件だったのですが、男友達と一緒だったこともあって
家出みたいな感じで、親も大事にしないようにしていたのですが
学校始まっても行方不明状態だったので、その頃小さくだけど地方紙に出ました。
でも基本的には、よほど小さい子や、変な現場が無い限り
家出っぽいのは新聞でないらしいですよ。(警察の人が言ってた)
ちょうど、キレる少年や、性的暴行事件のはやっていた頃だったので
男友達がへんな感じで誤解されて、可哀そうでした。
でも、頼れる良い人すぎるので、ステキな女性が、中身で好きになってくれたらいいのにと思います。
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