元スレ: 不可解な体験、謎な話~enigma~ Part12
【不思議な話・短編】
【不思議さ 7】★★★★★★★☆☆☆
『謎のメモ』
たまに、もう一人の自分(らしき者)からの伝言がある。それも段々不気味なものになってる。
初めての体験は5年位前。テレビに没頭していて、ふと気が付くと目の前のテーブルにメモがあった。
「これはテスト」と書いてあった。
確かに自分の字。でも全く覚えが無い。半年に一度くらいのペースでこういうことが起こってる。
次のメモには
「どういうことなんだろう、この状態を記録しておきたい。書いたものを見れば思い出すかもしれないから書いとく。」
その次は
「前に来たのはいつごろだっけ。どうも、来てない間は時間が止まってるような感じだ。」
その次
「ここに来る前の記憶が全然無いから、わけわかんねぇ あっちの自分に気付いてもらうしかないかも」
その次
「てめぇ、しらんぷりしてんじゃねーよ! なんとかしてこっちに引き込んでやる」
で、今日のメモ
「もしかしたら、そっちはこっちの記憶がないのか? だったら・・・ とりあえず返事書いてみろ」
こんな感じで忘れた頃に変なメモを目にする。
実際はもっと回数が多いんだけど、全く意味不明なものもあって、
ちゃんとした文章は上に書いたような内容。
そんで、別に記憶が飛んで時間があるってわけでもないし、
周りから変な言動してるなんてことも言われない。
これって、精神病の兆候なんだろうか…
返事書こうかどうか迷い中。つーか、次にメモが現れるのがいつなのか
わからんから、返事をいつどこに置いておけばいいのかもわからん。。。
どーしましょ。
お、いい考え・・・でもないなぁ
そんなもの家の人間に見られたらマジで頭疑われかねないし・・・
いつの間にかメモがあるんだよな。
決まって何かに熱中した直後。はっと我に返ると置いてある。
ちょっとコワイ。
今日、あなたのもとに六黒がたずねてきます。
色々質問されるので、返事は最後の質問を除いて全て「はい」
と答えておいてください。
世間話などの合間に巧妙に質問をはさんでくるので、間違って
「いいえ」と答えないように。答えを訂正することも可能ですが、
怪しまれます。
最後の質問には「しげちゃん」と答えてください。念のため、
漢字で「重ちゃん」と書きますので、もし聞かれたらそう答え
てください。
あまり緊張すると逆効果なので、気楽に構えていてください。
でも上記の事は『絶対』守ってくださいね。
以上のことで質問があれば30分以内に1回だけ受け付けます。
最後の質問は何ですか?
最後の質問の前に、「最後に質問ですが」などと切り出す
ことになっているので分かると思います。
質問の内容には詳しくお答えできませんが、「答え」から
容易に類推できるようにある人物の名前に関する質問
です。
では、ごきげんよう。さようなら。
P.S. あなたがご本人様なら、失礼ながら私の予想以上に
頭がよいお方ですね。あなたなら大丈夫です。
ホントに変なのが俺のとこ来たよ。
昨日の早朝、6時半頃に呼び鈴が鳴ってさ、
近所の住人かと思って(なぜか早朝の訪問者は近所の人って思える)ドア開けたら、
赤い大きなカバンを持ったすごく小柄な爺さんがいた。
なぜか下向いてたからちゃんと顔は見れなかったんだけど、長くて白い顎鬚と声から
老人だと思った。
浮浪者かと思ってドアを閉めようとしたらいきなり
「ここにお住まいですか?」と聞いてきた。
ちょっと面食らって沈黙してたら、ゆっくり、すこーしずつ顔を上げるんだよ。
得体の知れない不気味さを感じて「はい・・・」と答えた時に>>293の書き込みを思い出した。
質問に答えたらまた顔を伏せた。で無言…
いやーな気持ちになってドアを閉めようとするとまた質問。
「************?」(何言ってるのか聞き取れなかった)
静かに顔を持ち上げてくる・・・怖くなって「はい」と答えた。うつむく爺さん。
「西はこちら側・・・」 バタン!! ドア閉めちゃった。
その後しばらくうちの前にいたみたいだけどそのうちいなくなった。
これだけなんだが、物凄く不気味だったよ。
すぐにこのことを書き込もうと思って>>365を書いたんだが、
変になっちゃって、いきなり回線切断。仕事の時間まで接続不可状態だった。
なんなんだろね。
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